みなさんこんにちわ
昨日のブログでご紹介しましたが、当社で飼育しているヤマトシロアリが「分化」しました。生物における分化とは分裂増殖する細胞がそれぞれの形態・機能的に変化し役割に応じた特異性が確立していく現象、形態変化の事を言います。当社の飼育箱には「職蟻（=働き蟻）」を３０匹投入して観察していました。ある日会社の仲間が水を追加する為に飼育箱を空けた所幼虫を発見し・・・中身を今一度確認。すると卵らしき物体を見つけたので撮影してくれました。まずは撮影しました画像をご覧下さい　↓

丁度真ん中辺りに透明な米粒のような物が見られますね・・・恐らくこれはヤマトシロアリの卵です。又その周囲には脱皮殻らしき物が沢山落ちており、私達はそれを発見して何故か興奮してしまいました・・・

以前に何度か紹介している幼虫ちゃんです・・・頭でっかちで、何となく赤ちゃんらしき雰囲気がかもし出されていますね・・・えへへ・・・

毎度おなじみの兵隊アリ（兵蟻=ヘイギ）ちゃんです。相変わらず一見強そうな風貌ですね（でも実はとっても弱いんです）

画像ではお伝えしにくいですが、他の仲間より一回り大きいです。これは副女王若しくは副王の階級に属する個体に間違いありません。女王や王が死んだり、傷ついたりと何かが原因でそこに生息がなくなってしまった場合に女王・王の代わりをする階級です。

働きアリは副生殖虫や兵アリに分化する能力を持っています。30匹ほどの小集団から新しいコロニーが発生する可能性があると言う事は知っていましたが、事務所内でそれを確認できてちょっぴり驚いてしまいました。生息環境に適していたのでしょうか。。。小さくてデリケートな生物ですがその生命力に関心した１日となりました。
本日も最後まで読んで頂き本当に有難うございました。