みなさんこんにちわ
先日から連続でシロアリについてご紹介していますが、それには訳があります。毎年春になるとシロアリは結婚飛行の為に人の目に付く場所に現れます。出現するのはだいたい4月~5月頃です・・・。雨が降った明日の午前中、風もなく湿度があり人が蒸し暑く感じる日に飛び出してきます。今年はとても暖かいのでもしかしたら早く見られるかもしれません。去年撮影した画像がありますのでご覧下さい。
これはヤマトシロアリの翅アリです。先日ご紹介したシロアリの容姿とはまるで違う生き物に見えますね・・・
*下の画像は家の外周においてある枕木から発生しました。
少々画像の状態が悪いですが、白っぽく写っているのは全て翅アリです。こうして多数の固体が一気に飛び出す事柄を「群飛(=ぐんび)」と言います。翅アリは巣に生存している個体数の約5%が出ると言われています。飛び出した翅アリは結婚相手を見つけるとツガイになって新たな生息地を目指し飛び立つのです。これらが次世代の女王・王となるわけなんですね。
無事に新しい生息地を見つけた女王は巣内で死ぬまで産卵を行い生涯を遂げます。女王以外は繁殖はしません。このように不妊の階級を持つ事を真社会性と言います。1つのカップルがこんなに大きな家族になるなんて本当に凄いといつも感心します。次回も続いてシロアリをご紹介します。
本日も最後まで読んで頂き本当に有難うございました。