みなさんこんにちわ
当社には色んな昆虫等が居候していますが、以前孵化したオオカマキリが無事に成虫となりました。体長約80mm。日本にはこの「オオカマキリ」に似た「チョウセンカマキリ」という種類が生息しています。通常「カマキリ」と呼ばれるのはこの「チョウセンカマキリ」を示すそうです。後翅を広げるとオオカマキリは褐色で前脚の付け根が薄い黄色。一方チョウセンカマキリは後翅が透明で前脚の付け根は橙色をしています。その個体をよく観察してみれば簡単に見分けがつけられそうですね。さて今日は「オオカマキリ」をご紹介します。
撮影しました画像をご覧下さい ↓
昆虫の多くは翅がある・ない事柄で成虫なのか幼虫なのかを判断する事ができます。画像に立派な翅が確認できますがめったに飛ぶ事がないようです。オオカマキリはカマキリのなかで日本最大種。狩の名人で、自分の体より大きい昆虫まで捕獲するする事で知られています。
リリシイ顔をしていますね…撮影時何故かジッとしていてくれました。成虫の複眼(=フクガン:目)は夜には真っ黒に変化するそうです(*今度暗い所で観察してみよっと☆)飼育ケースの外側から「おーい」って指を当てると瞳の黒い部分はキョロキョロよく動きます。又首の辺りも「あんたどんだけ首柔らかいの?」って位回ります…その様子が何だか笑えていつもからかってしまうんです。
下の画像は前脚の拡大画像です。前肢(=ゼンシ)と呼ばれる部分が鎌状になっている事が確認できますね。この鋭い前脚で獲物を捕らえます。名前の由来はこの脚…。こんなに鋭い道具で襲われたら獲物が逃げられないのも納得です。
下の画像は幼虫時の食事の様子です。カマキリの仲間は肉食で普段「生きた昆虫等」を食べて生活しています。その為仕事の間に副会長の今枝さんが毎日餌を捕獲してくれてます。孵化直後はアブラムシ等の小昆虫を、少し大きくなってからはバッタやコオロギ等を捕まえては飼育ケースへ…。大きくなるにつれて食べる量も増加しているので、現在でも毎日忙しく探し廻っています。生物を飼うと言う事は本当に大変ですね。
本日も最後まで読んで頂き本当に有難うございました。