みなさんこんにちわ
5月に入りましたので床下調査などのご依頼が少しづつ増えてきました。。。でも実はシロアリは1年中活動しているんですよ。昆虫等は湿度や温度をエネルギーとできるので活動が活発になる。人目につく場所に現れる。又同業者がチラシやCMで宣伝しますから一般の方の意識も高くなるかもしれませんね。私はこの業界に15年ほど携わっていますので毎日どこかで被害のある現場を見たり又それを駆除しています。被害に遭遇した現場を見ると予防工事の大切さを実感できるのですが、営業と言う立場でお客様にご提案するとなかなかそれが伝わりにくいです。これからもっと沢山の方にその必要性を訴えるのが私の使命ですので引き続き努力していきたいです…先日技術担当者が某被害現場の写真を撮影してきてくれました。
まずは画像をご覧下さい ↓
一見何事もない洋間のお部屋です…。
仕上げ材料の下はシロアリの生息を意味する蟻土(=ギド)がありました。
通常あるべきはずのない位置に土のような物が見られますね。これはシロアリが構築したものです。シロアリは「乾燥」と言う環境が自分の生命を脅かすものになりますので、こうして土等を運び込んで自分の生息環境を良好にしつつ移動や加害を進めます。よく同業の方がシロアリは「光や風を嫌う」と言う表現をしますが実はそれを嫌がるのではなく「乾燥する環境を避けないと生きていけない」が正しいです。
この洋間一室の蟻土のある位置の床下には蟻道(=ギドウ)と呼ばれるものが確認できました。これもシロアリが作った構築物で、これは名前の通り「蟻の道」です。先程からシロアリにとって「乾燥は生命を脅かす環境」と説明をしましたが、移動の際もこうして必ず乾燥から守る環境を構築しながら移動するんですね。ですから単体でその辺りをウロウロする姿は見られません。
「蟻道や蟻土が建物にある」と言う事はそこに「シロアリが生息している」と言う証になります。私達が床下調査で判断するのはこれらの有無が手がかりなんですね。もし何処かの業者に見てもらう機会がありましたらこうした画像を参考にして下さい。次回も引き続きシロアリについてご紹介する予定ですのでご興味のある方は是非訪問下さい☆
本日も最後まで読んで頂き本当に有難うございました。