みなさんこんにちわ
暖かい日が続いたと思えば突然雪が降ったり・・・振り返ると自分が幼かった頃はこの時期、当たり前に雪が降っていたような記憶があります。やはり地球温暖化のせいなのでしょうか?身近な事からでいいから環境問題について考えて行きたいです。
さて、今日はタイトルにあります「ヒラタコクヌストモドキ」についてご紹介します。先日得意先様から昆虫鑑定のご依頼がありました。
撮影した画像がありますのでまずはご覧下さい ↓
何だかかわいい顔をした昆虫ですね!
穀粉害虫として最もメジャーな種です。体長3~4mmで飛翔力がなく、小麦粉や菓子・パン類・米びつなどから発生します。飛翔力がないため外部から侵入することはありませんが、穀粉に対する加害能力や繁殖力は高く、通常300日以上も生存すると言われています。年に数回この種の相談をお受けますが、人を刺したり、噛んだりと襲う事はありません。先ほどご説明した通り、この種は貯穀害虫です。間違いなく加害されている食品が発生源となっています。化学的防除としては、一般に食品倉庫などで臭化メチルやリン化アルミニウムなどを用いた燻蒸処理が行われています。しかし、その方法は細かく法律等で規定されており、対象が食品となるため環境や人体に与える影響を考えると、一般家庭での使用にはむいていません。現在発生している害虫の増殖および分散を抑制するには、発生源を特定して、それを除去する必要があります。再発防止のためにも、食品残渣の清掃や清潔な環境の維持を行うことをお勧め致します。
本日も最後まで読んで頂き本当に有難うございました。