みなさんこんにちわ
今日は現場の仲間と一緒にランチを約束をしています。最近当社の近くに丸亀製麺が開店して何度か足を運んでいます。うどんのチェーン店なんですが…メチャクチャ美味しいです。オープンキッチンになっていてとても清潔感を感じます。そして何より「お母さん」世代の方が調理して下さるので女性が一人でお店に入っても何だか安心感が得られます。うどんが好きな方は是非一度行ってみて下さい。
さて先日はシロアリの女王・王についてのお話を紹介させて頂きました。今日はシロアリの巣内をもう少し覗いてみたいと思います。
まずは一枚目の画像をご覧になって下さい・・・。沢山のシロアリが確認できますね。シロアリは「社会性昆虫」のグループ群で女王と王（生殖虫）・ニンフ（副女王・副王）・兵蟻（*ヘイキ=゛兵隊アリ）・職蟻（*ショクギ=働きアリ）と階級に分けられており自分の役割分担を持ちながら生活しています。画像を見てみると、一回り大きく翅らしき部品を持った個体がある事が判りますね。これがニンフです。巣の規模が大きくなってくるとこの階級の固体が出現します。女王や王が傷ついたり何かが原因で死んでしまった場合に新しい女王・王となる事ができます。又それ以外に見られるのは固体は職蟻で、餌集めや幼虫の世話、巣作り等を担当しています。職蟻は巣内で最も個体数が多い階級で全体の90～95％を占めているんですね。

下の画像は恐らくシロアリの幼虫です。昆虫の多くは蛹の過程を経て成虫（大人）になりますが、シロアリは幼虫から成虫になってしまうんです。こうした過程の事柄を不完全変態（=フカンゼンヘンタイ）と言います。＊又蛹の過程がある事柄は完全変態（=カンゼンヘンタイ）と言います。この時期は職蟻のお世話になりながら暮らしているんですね。ヤマトシロアリは職蟻になってからニンフや兵蟻に分化する事があります・・・凄い仕組みになってますね。

以前にも何度か紹介した兵蟻です。頭が妙に大きくて尖った大顎を持ち一見して強そうな風貌ですよね。（＊でも実際は何故か弱いです。以前クロアリに襲われているシーンを後ご紹介しています・・・「クロアリの襲撃」）外敵から巣を守る役割をす担当だと言われています。

今日ご紹介した全ての階級層の固体がご覧になれますね（＊幼虫は除く）ウジャウジャ生息している所を見ると白いウジのような物が・・・（？？ハエの幼虫？？）・・・と口にされる方がありますが、立派な昆虫だと認識できますね。そして見た目もかなり違う事に気づかれたのではないでしょうか？

シロアリの全ては真社会性（*シンシャカイセイ=集団の中で不妊の階級がある事）です。一つのペアから何百何千何万と家族を増やして行くからいつも感心させられます。こうして沢山の家族で暮らしている生物は他の生物の捕食対象になりやすいです。しかしながらその存在があるからこそ地球の生態系が保たれているのだと思います。
本日も最後まで読んで頂き本当に有難うございました。