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トビイロスズメ(幼虫)

トビイロスズメ(幼虫)

みなさんこんにちわ
昨日の夕方の出来事です。以外と暑い一日でしたので、大工さんと3時の休憩に一緒させてもらおうと現場に訪問しました。
さて、喋るだけ喋ったし、お仕事の邪魔をしたら悪いので、そろそろ退散しようと立ち上がった時です。下画像のイモムシらしき物体が私の足元で動いておりました。大きさは10cm位でしょうか・・・本当にびっくりしました。
この虫は運が悪い?私は害虫駆除の会社に勤めています。しかしながら、悪さをする昆虫に見えなかったので今回は殺すことはせず (イモムシちゃんよかったね) その代償に撮影して一体こうれは何だろう?と調べる事にしました。今日はこの昆虫についてご紹介させて頂きます。
現場にて撮影したイモムシです ↓

これはおそらく「トビイロスズメ」の幼虫です。
動物界→節足動物門→昆虫網→チョウ目→スズメガ上科→スズメガ科→ウチスズメ亜科→Clanis(属)→トビイロスズメ(種)


卵は2~3㎜程度のやや扁平な球状の小さなもので、淡い緑のものが多い。通常産卵数は数百個ですが、卵塊を形成せずに飛翔しつつ1粒ずつバラバラに食草に産み付けられます。多くは数週間で孵化します。
幼虫形態
幼虫は典型的なイモムシ型で、様々な種類の植物の葉を食べます。そもそも「イモムシ」とは芋の葉に多くつくスズメガの幼虫を指した語です。農作物や街路樹等に普通に見られ、とても身近な生き物なのです。毒針毛等は無く触っても無害です。体型は非常に特徴的で、多くが腹部の末端に「尾角」と呼ばれる尾状突起を持っています。尾角の形状や色は種類によって異なりますが、その用途はまだよく判っていません。又、刺激を与えると顎をすり合わせて音を出します。

多くの場合スズメガの幼虫は成熟すると食草から地上へ降下し、そのまま穴を掘って地中に蛹室をつくるか、地表の落ち葉等を糸で綴った荒い繭をつくってその中で蛹となります。中には植物上で食草の葉を紡いで蛹を作る種類もいます。蛹は幼虫と同様に比較的大きく、又幼虫の特徴である尾状突起を残しているので判別は容易です。多くのスズメガは蛹の状態で越冬します。
スズメガの利用
広範な食草の種類と旺盛な食欲から一般にスズメガは害虫として認知されていますが、非常に利用価値の高い昆虫として注目されています。欧米ではその大きさと繁殖力の強さから幼虫が実験用として大量に飼育されているそうです。日本でも人工飼料を用いた養殖が行われており、遺伝などの実験に利用されています。又海外で、幼虫は非常に栄養価に富み、将来の食糧として注目されている他、実際に家畜の飼料としても利用されています。海外では伝統的にスズメガをはじめとする鱗翅目の幼虫を重要タンパク源とする地域が多く存在しています。例えば中国ではトビイロスズメを「大豆蛾」と呼び食用として販売されています。
成虫は花から花へと飛び回るので植物の受粉に大きく貢献しています。

本日も最後まで読んで頂き本当に有難うございました。
昆虫達は害ばりかで無く、自然界に大きく貢献している生き物が比較的多いです。邪魔にならない所で発見したら、気持ち悪いとか自分のつごうばかりで処理するのではなく、暖かく見守ってあげたいものですね。

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